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「20代なのに正社員として働いた経験がない」
そう考えると、求人へ応募する前から「今さら正社員になれるのかな」「面接でどう説明すればいいんだろう」と不安になることもあると思います。
結論からいうと、正社員経験がない20代でも応募できる求人はあります。
ただし、「20代なら何とかなる」と年齢だけで考えるのも、「正社員経験がないから無理」と最初から諦めるのも、どちらも少し極端です。
正社員経験がなくても、アルバイトや派遣などで働いてきた経験がある人もいれば、仕事経験そのものがほとんどない人もいます。今までの状況によって、最初に整理した方がいいことは変わります。
キャバクラ・ラウンジ・ホストなど夜職で働いてきて、これから昼職の正社員を目指したい人は、夜職から昼職へ転職するときの仕事選び・経験の伝え方・進め方をまとめた記事も参考にしてください。
この記事では、正社員経験なしの20代を一括りにせず、現在地を3タイプに分けながら、アルバイト経験の活かし方、空白期間の説明、仕事の探し方、応募前の準備まで順番に整理します。
- 正社員経験なしの20代でも正社員を目指せる?
- 「正社員経験なし」をまず3タイプに分ける
- 企業は正社員経験なしの20代の何を見る?
- アルバイト経験は就職活動でどう活かす?
- 空白期間・正社員経験なしの理由はどう説明する?
- 正社員経験なしでも20代前半と20代後半で違いはある?
- 正社員経験なしの20代が仕事を探す5つの方法
- 正社員経験なしの20代はどんな仕事から探せばいい?
- 正社員経験なしの20代が応募前にやる5つの準備
- 正社員経験なしなら資格を取ってから就活した方がいい?
- 一人で就職活動を進めにくい場合の相談先
- 正社員経験なしの20代によくある質問
- まとめ|正社員経験なしだけで今後の働き方は決まらない
- 読み終えたら、次の判断材料へ。
正社員経験なしの20代でも正社員を目指せる?
正社員経験がないことだけで、正社員への応募ができなくなるわけではありません。
未経験者を募集している企業もありますし、アルバイトや派遣などで経験した仕事内容が応募先で活かせることもあります。
参考になるデータとして、厚生労働省の「平成30年若年者雇用実態調査」があります。
正社員を採用する予定があった事業所に対して、15〜34歳のフリーターが正社員求人へ応募した場合、フリーターであったことをどう評価するか聞いた結果は次のとおりです。
| 評価 | 事業所割合 |
|---|---|
| プラスに評価する | 3.1% |
| 評価にほとんど影響しない | 68.1% |
| マイナスに評価する | 13.5% |
| 不明 | 15.2% |
「評価にほとんど影響しない」が68.1%となっています。
ただし、この数字には注意が必要です。
これは2018年に実施された調査で、15〜34歳の「フリーターだったこと」への評価です。「正社員経験なしの20代なら68.1%の企業が気にしない」という意味ではありません。
一方、同じ調査で実際にフリーターを正社員として採用した事業所が重視していた項目を見ると、「職業意識・勤労意欲・チャレンジ精神」が68.7%で最も高く、続いて「マナー・社会常識」「コミュニケーション能力」となっています。
正社員経験の有無だけではなく、これまで何をしてきて、これからどう働きたいのかも採用では重要な材料になると考えられます。
出典:厚生労働省「平成30年若年者雇用実態調査」
「正社員経験なし」をまず3タイプに分ける
同じ「正社員経験なし」でも、これまでの状況は人によってかなり違います。
まずは次の3タイプのどこに近いか考えてみてください。
| タイプ | 現在までの状況 | まず整理したいこと |
|---|---|---|
| A | アルバイト・派遣などの仕事経験がある | 仕事内容や役割を具体化する |
| B | 働いた経験はあるが期間が短い | 経験したことと退職理由を整理する |
| C | 仕事経験そのものが少ない | 未経験求人や就職支援も含めて入口を広げる |
A|アルバイト・派遣などの仕事経験がある
正社員経験がなくても、アルバイトや派遣で働いていたなら、仕事経験そのものがゼロなわけではありません。
例えば、
- 何年・何か月働いたか
- どんな仕事を担当していたか
- お客様や取引先との対応経験
- 新人へ仕事を教えたことがあるか
- 忙しい時間帯にどう動いていたか
- PCや機械を使った経験
- 在庫・売上・シフトなどの管理経験
まで細かくすると、応募時に伝えられる経験が見つかります。
B|働いた経験はあるが期間が短い
短期間で仕事を辞めた経験がある場合も、「短かったから全部意味がない」と考える必要はありません。
短い期間でも、どんな仕事をして、何を覚えたのかは整理できます。
同時に、なぜ続かなかったのかも一度振り返っておきたいところです。
仕事内容が合わなかったのか、勤務条件なのか、職場環境なのか。その原因が分かれば、次の会社を選ぶ条件にもできます。
C|仕事経験そのものが少ない
アルバイトを含めて仕事経験そのものが少ない場合は、最初から立派な職歴を作ろうとする必要はありません。
未経験者向け求人、公的な就職支援、若年層向けの就職エージェントなども含めて、入口を広く見た方が探しやすくなります。
「経験がないから応募できない」と求人を見る前に決めるのではなく、まず実際の応募条件を確認してみることが大切です。
企業は正社員経験なしの20代の何を見る?
企業によって採用基準は違うため、「必ずここを見られる」と一括りにはできません。
ただ、正社員経験がない場合は、面接で次のような点を確認される可能性があります。
- これまで何をしてきたのか
- なぜ今、正社員を目指しているのか
- アルバイトなどの仕事で何を経験したのか
- なぜその会社・仕事を選んだのか
- 今後どのように働きたいのか
つまり、「正社員経験がありません」で話が終わるわけではありません。
今までの経歴と、これからどうしたいのかをつなげて説明できるようにしておくことが大切です。
アルバイト経験は就職活動でどう活かす?
「アルバイトをしていた」だけで終わらせない
アルバイト経験を伝えるときに、「飲食店で3年働きました」だけでは、実際に何ができるのかまでは分かりません。
例えば同じ飲食店でも、
- 接客だけを担当していた
- 発注や在庫管理までしていた
- 新人教育を担当していた
- クレーム対応を任されていた
- 閉店作業の責任者をしていた
では、経験していることがかなり違います。
勤務先の名前だけではなく、自分が実際に何をしていたかまで書き出してみてください。
正社員経験と同じように見せようとしない
逆に、アルバイト経験を必要以上に大きく見せる必要もありません。
アルバイトだったなら、その事実をそのまま伝えれば大丈夫です。
大切なのは肩書きを変えることではなく、その仕事で実際に担当したことを正確に伝えることです。
自己PRに使える経験を探す
例えば、次のような経験は仕事内容によって自己PRの材料になります。
- 接客・販売
- 電話対応
- PC入力
- 在庫管理
- 新人教育
- クレーム対応
- シフトに関わる業務
- チームでの現場作業
応募する仕事と関係がある経験を中心に整理すると、伝える内容を絞りやすくなります。
実際に応募書類を作る段階で、「正社員経験がない場合は職歴欄をどうする?」と迷ったら、フリーター向けの履歴書の書き方も参考にしてください。
アルバイト歴が多い・短い・掛け持ちしていた場合や、職務経歴書の考え方まで整理しています。
空白期間・正社員経験なしの理由はどう説明する?
正社員経験がない期間や仕事をしていない期間があると、「面接で聞かれたらどうしよう」と不安になる人もいると思います。
基本は、次の3つに分けて整理すると話しやすくなります。
- 事実を短く説明する
- その期間に何をしていたかを伝える
- 今後どう働きたいかにつなげる
嘘の理由を作らない
空白期間を良く見せようとして、実際とは違う職歴や理由を作るのはおすすめしません。
事実と違う説明は、その後の質問で話が合わなくなることもあります。
まずは事実を整理したうえで、必要以上に長く言い訳をしない方が伝えやすくなります。
過去の説明だけで終わらない
例えば、「アルバイトを続けていて正社員就職を考えていませんでした」だけで終わるより、
これまではアルバイトとして働いてきましたが、今後は一つの仕事で経験を積みたいと考えるようになり、正社員として働ける仕事を探しています。
というように、過去→現在→これからまでつなげた方が、今の考えが分かりやすくなります。
もちろん、これはあくまで例です。自分の状況と違う理由をそのまま使う必要はありません。
正社員経験なしでも20代前半と20代後半で違いはある?
20代といっても、20歳と29歳では求人側が期待する経験が同じとは限りません。
20代前半の場合
20代前半では、経験よりも今後の成長を前提とした未経験求人を探せる場合があります。
この段階なら、最初から業界を狭くしすぎず、複数の仕事を見比べながら方向性を探す方法もあります。
20代後半の場合
20代後半になると、求人によってはこれまでの経験やスキルをより求められることがあります。
ただし、29歳だから正社員になれない、30歳になると終わり、という単純な線引きはできません。
重要なのは、求人ごとの応募条件を確認し、自分がこれまでやってきたことを整理することです。
年齢への不安だけで求人を見るのを止めるより、実際にどんな未経験求人があるのか確認した方が判断材料は増えます。
正社員経験なしの20代が仕事を探す5つの方法
仕事の探し方は1つではありません。
| 探し方 | 向いている人 |
|---|---|
| 求人サイト | 自分のペースで多くの求人を比較したい |
| アルバイト先の正社員登用 | 現在の仕事・職場が合っている |
| ハローワーク | 地域求人や公的支援を使いたい |
| わかものハローワーク | 若年層向けに相談しながら進めたい |
| 若年層向け就職エージェント | 求人選びや書類・面接も相談したい |
①求人サイト
求人サイトは、自分で求人を検索して応募する方法です。
まずどんな仕事があるのか知りたい人、自分のペースで探したい人には使いやすい方法です。
「未経験可」だけでなく、仕事内容、勤務時間、休日、給与、試用期間なども確認しましょう。
②アルバイト先の正社員登用
今のアルバイト先に正社員登用制度があり、仕事内容や職場が自分に合っているなら選択肢になります。
ただし、「制度あり」と書いてあるだけで必ず正社員になれるとは限りません。実際の登用条件や実績は勤務先へ確認してください。
③ハローワーク
地域の求人を探したい場合は、ハローワークも使えます。
求人紹介だけでなく、職業相談や応募書類、面接について相談できる場合もあります。
④わかものハローワーク
若年層向けの公的支援を使いたいなら、「わかものハローワーク」という選択肢もあります。
厚生労働省が、正社員就職を目指すおおむね35歳未満の人向けに設けている支援で、職業相談、応募書類、面接対策などを無料で利用できます。
⑤若年層向け就職エージェント
一人で求人を選ぶのが難しい場合は、20代や未経験層を対象にした就職エージェントを使う方法もあります。
求人紹介だけでなく、履歴書・職務経歴書の準備や面接対策まで相談できるサービスがあります。
ただし、必ずエージェントを使う必要はありません。求人サイトやハローワークと併用しても大丈夫です。
正社員経験なしの20代はどんな仕事から探せばいい?
「正社員経験がないなら、この仕事を選べばいい」という職種はありません。
ただ、求人を探してみると、未経験者を募集している仕事として、
- 営業
- 接客・販売
- 物流
- 製造
- ITサポート
- 事務系の一部
などが見つかることがあります。
ただし、同じ職種名でも会社によって仕事内容や応募条件はかなり違います。
「未経験歓迎」と書いてあるかだけを見るのではなく、
- 実際の仕事内容
- 研修
- 勤務時間
- 休日
- 給与
- 勤務地
- 将来どんな経験が積めるか
まで確認して比較しましょう。
正社員経験なしの20代が応募前にやる5つの準備
求人を見つけてすぐ応募するより、最低限この5つを整理しておくと進めやすくなります。
- 正社員を目指す理由を整理する
- 今までの仕事・経験を書き出す
- 譲れない条件を3つ決める
- 求人を10〜20件見比べる
- 履歴書・面接で伝える内容を整理する
特に「正社員になりたい」という気持ちだけで応募先を決めないことが大切です。
どんな会社でもいいから正社員になるのではなく、入社後に続けられそうかまで考えて比較してみてください。
フリーターから正社員になるまでの流れそのものを整理したい場合は、こちらで7ステップに分けてまとめています。
正社員経験なしなら資格を取ってから就活した方がいい?
応募したい仕事で資格が必要、または採用時に評価されやすいなら、資格取得が役立つことはあります。
ただ、「正社員経験がないのが不安だから、とりあえず何か資格を取ろう」と就職活動を止める必要があるとは限りません。
資格によっては取得まで数か月以上かかります。
その間に求人を一切見ないより、
- 興味のある仕事を決める
- 実際の求人票を見る
- その資格が応募条件なのか確認する
- 必要なら勉強と就職活動を並行する
という順番の方が、目的のない資格取得を避けやすくなります。
資格を取ること自体をゴールにせず、応募したい仕事に必要かどうかから考えましょう。
一人で就職活動を進めにくい場合の相談先
求人を見ても「自分が応募できるのか分からない」「正社員経験がないことをどう説明すればいいか分からない」という場合は、一人だけで決める必要はありません。
公的支援なら「わかものハローワーク」
わかものハローワークは、正社員就職を目指すおおむね35歳未満の若者を対象とした公的な就職支援です。
職業相談、自己理解、応募書類、面接などについて無料で相談できます。
「民間サービスへ登録するのはまだ迷う」という人なら、公的支援から使ってみる方法もあります。
民間なら若年層向け就職エージェント
民間サービスでは、正社員経験が少ない20代やフリーター・既卒などを対象とした就職支援サービスがあります。
現在キャリツギで紹介している「第二新卒エージェントneo」もその一つです。
第二新卒エージェントneoは18〜29歳の若手人材を対象とするサービスで、公式では第二新卒・既卒・フリーター・高卒などの就職・転職支援を行っています。求人紹介のほか、履歴書作成や面接対策も無料で相談できます。
サービスの良い点だけでなく、「やばい」「しつこい」と検索される理由やデメリットまで先に確認したい場合は、評判記事もまとめています。
もう一つ、20代の第二新卒・既卒・フリーターなどを対象にした若年層向けサービスとしてUZUZがあります。UZUZ第二新卒の評判・口コミと注意点では、手厚いサポートが向く人・向かない人や、「しつこい」「IT求人ばかり」と言われる理由まで整理しています。
20代で正社員経験がなく、求人選びや履歴書・面接を一人で進めるのが不安なら、今の経歴から紹介可能な求人があるか無料カウンセリングで確認する方法もあります。
第二新卒エージェントneo by ネオキャリアもちろん、就職エージェントを使ったから必ず正社員になれるわけではありません。求人サイトやハローワークなども含め、自分に合う方法を選んでください。
正社員経験なしの20代によくある質問
20代後半でも正社員を目指せますか?
正社員経験がない20代後半でも応募できる求人はあります。ただし、求人によって求められる経験や応募条件は違います。「20代後半だから無理」と決めるのではなく、未経験求人も含めて実際の募集条件を確認しましょう。
アルバイト経験は職歴になりますか?
正社員歴とは異なりますが、アルバイトで働いた経験は応募書類や面接で伝えられます。勤務期間だけでなく、担当業務や役割、工夫していたことまで整理しておくと伝えやすくなります。
資格がなくても正社員へ応募できますか?
資格を必須としていない求人なら応募できます。資格が必要かどうかは職種・求人によって違うため、「資格がないから就職できない」と一括りにせず求人票の応募条件を確認してください。
面接で正社員経験がない理由を聞かれますか?
企業によっては、これまでの働き方や今正社員を目指している理由を確認される可能性があります。嘘の理由を作るのではなく、これまでの事実と今後どう働きたいかを整理しておきましょう。
転職エージェントは必ず使うべきですか?
必須ではありません。求人サイト、企業への直接応募、ハローワーク、わかものハローワークなど複数の探し方があります。一人で求人選びや応募準備を進めにくい場合に就職エージェントを組み合わせる方法もあります。
未経験OK求人なら採用されやすいですか?
「未経験OK」は未経験者も応募対象という意味で、採用を保証するものではありません。仕事内容や求める人物像、応募条件を確認したうえで、応募先に合わせて準備することが必要です。
資格を取ってから動くべきか迷う場合は資格なしで正社員を目指す考え方、高卒フリーターの場合は高卒フリーターの求人選びも確認できます。
まとめ|正社員経験なしだけで今後の働き方は決まらない
正社員経験がない20代でも、正社員を目指せる求人はあります。
大切なのは、「正社員経験なし」という一言だけで自分の経歴を判断しないことです。
- アルバイトや派遣で経験したことを具体化する
- 空白期間やこれまでの働き方を正直に整理する
- 今なぜ正社員を目指すのか考える
- 20代後半でも年齢だけで諦めない
- 求人サイト・公的支援・就職エージェントなど複数の方法を見る
- 応募前に仕事内容と条件を比較する
僕は、焦って「どこでもいいから正社員になる」ことより、まず自分が応募できる求人と、次の仕事で譲れない条件を知る方が大事だと思っています。
応募するかどうかは、そのあと決めても遅くありません。
一人で求人選びや応募準備を進めにくい場合は、今の経歴でどんな求人を紹介してもらえるのか無料相談で確認してから、サービスを利用するか判断する方法もあります。
第二新卒エージェントneo by ネオキャリア

